エルカシア国の五将軍の一人アステリウスは、物心ついたときから、何かを忘れているという強い思いにとらわれていた。それを思い出すため、将軍職を捨てて旅に出た彼は、前世を見ることのできる占い師より、その何かとは、前世において彼を何度も殺した、彼の〝殺せない敵〟であると知らされる。アステリウス以外の人…もっと見る