足元の干上がった大地に、一本の真っ白い線が引かれていた。
俺はその線上に立っている。不確かに揺れる位置。
 ボーダーランド。
目を凝らしても終わりが見えないほど遠くまで続く線上、
不確かな、
だけど視覚に焼きつく境界線。

俺は、私は、何者ですか?

BORDERLAND

BORDERLAND