カリフォルニアポピーの花束をきみに

作者おもち

 関西株式会社AzamIの跡取りである薊賢二。

 出版社と実家経営の二足の草鞋を履いて日夜働く彼には、秘密があった。

 それは、同じ出版社で働く同僚との逢瀬。

 これは誰にも言えない内緒の秘め事。

 心をあざむき続けて繰り広げる欲望に塗れた純愛ではなく“従順な愛”。



※カラスとひつじ…



 人間はロボットを己の欲のために創りました。



 ロボットはそんな人間に身も心も捧げて尽くします。



 人間と同じような姿の彼らを虐げることで己の存在意義を見つける人間は醜く。



 しかしロボットはそれでも人間に逆らいません。



 製造番号で呼ばれることが主な彼ら。



 ある日、一人の人間が一機のロボットに出会いました。



 ロボットのその見た目の美しさに人間は心を奪われます。



 そして、これから彼を待ち受ける全てがうまくいくようにと願いをこめて。



 名前を贈りました。








 ーーーー富と栄光と希望に満ちた人生を多くの喜びを持って送れるように、と。