愛する人を失ったレイは、その現実に耐え切れず絶望し、自ら命を捨てようと、とある廃墟の屋上に向かう。月だけが見守る中、その身を投げ出そうとした時、思わぬ邪魔が入り……。






地獄に堕とされたっていい。


一筋の光さえ差し込む事は無くて

絶望のどん底に堕ち続けて

這い上がる事を諦めてしまうのなら


俺を道連れにして欲しい。


独りで堕ちる事は無いよ。

一緒に、何処までも堕ちて行くよ。



だから、ねぇレイ?

俺を、捨てないで…。