さて、このたびの離縁につきましては。

作者朱宮あめ


神の力を与えられた四人の現人神が守る世界。

花柳家の養子として生きてきた睡蓮は、家族に愛されない日々を送っていた。
ある日、東の地方を守る龍桜院楪の花嫁に選ばれた睡蓮。
しかし、持ちかけられたその結婚は愛のない契約結婚。

居場所のない花柳の家を出ることができるのならと契約結婚を受け入れた睡蓮…