『ねえ!勝手なことしないでよ!私たち、もう別れてるんだから!』
『……?勝手じゃないよ。邪魔者を排除してるだけだよ』
『それが勝手だっていってるの!私達は別れてるんだから』
『……そんなの僕は認めない』
『そう思うのは自由だけど、現実見てよ。もし、また勝手なことしたら、私たちに未来なんてないから!』
『……本当に?いつか、戻ってくる?』
『…………私と関わる人に手を出さなければその可能性はあるかもね』
『ほんと?!』
パァと明るくなる彼に対し、胸が傷んだことを今でも思い出す。
彼の元に戻る気なんて0だったのだから。
そうして、私と関わる人達が
勿論、彼から私への関係者への脅迫も。
時は経ち、21歳。
つい最近、上司、そして上の人にお願いをし異動にしてもらった。
何故かって?
彼、基、王津璃空(オウツリク)からのストーカー行為が止まないからだ。
作成日 2024.6.8~