<あらすじ>
私は、茉莉川杏奈は、短大卒業後、探偵事務所「黒薔薇」で働き始めた。
探偵事務所に入って最初に私の指導係係になったくれたのが、のちに交際する事になる3歳年上の草津千里さんだった。
千里さんは、私が仕事で困っていると、自分の仕事もあるのに、相談に乗ってくれたりしてくれた。
そんな千里さんに、私は、いつも間にか恋心を抱いていた。
だから、ある日、勇気を出して、彼に自分の気持ちを伝えようとしたら、逆に彼から自分と付き合って欲しいと言われた。
千里さんも自分の事が気になっていたらしい。
それで、晴れて私達は、付き合う事になった。
でも、私は…そんな千里を3ヶ月で裏切ってしまった。
私は、職場の上司である柿谷霧矢さんと関係を持ってしまった。
最初は、千里さんにも言えない仕事の悩みを柿谷さんにカフェなどで二人で食事をしながらきいて貰うだけだった。
だけど、次第にお互いのプライベートの話もするようになって、いつの間のにか食事だけでは足りなくなっていて、私達は、自然に交際するようになった。
でも、柿谷さんには奥さん居る。なので、自分達の関係は「不倫」。そんな事は解ってる。でも、自分の気持ちを抑える事ができなかった。
しかし、柿谷さんとの関係は、千里さん。
そして、彼の奥さんにバレ、私は、全てを失った。
私は、千里さん。そして、柿谷さんを忘れる為に、事務所を辞め、地元に戻った。
それでも、運命は、私を見逃してはくれなかった。