人は弱くて脆い。
時には人を傷つけて、時には人に傷つけられる。
傷は薬では癒えなくて、知らないうちに悪化していく。
いつかそれは、妬み、恨み、憎しみ、怒りに変わる。
癒す方法がわからなくて足掻くの。もがくの。
そして、壊れた自分を誰かが受け止めて愛してあげればその人の傷は消える。
そうやって生きていくの。
でも、そこに愛がなければ?
傷に傷が重なる。
治らない傷が増える。
その傷の分だけ誰かを傷つける。
"破壊の王"になってしまう。
でも忘れないで、君が生まれてきたのは確かに、確実に君が愛されたからなんだ。
私がそれを示す。
だから、恐れないで。
君の未来に私を描いて。