夜な夜な、スナックに響く歌声は、『愛』を伝える
《いつか出会う、私を愛してくれる人よ》
彼女が歌うと、客は老若男女問わず、涙を零すとさえ言われる
そんな彼女の最愛の人は・・・
『汚ねぇ面してんな』
喉を鳴らして、低く甘い声で囁く若頭
彼は彼女の幼馴染だった
『その子じゃなくて私を見てよ』
彼女の心の声は、彼には届かない
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・みとさん