紅籠の鳥と妖艶の侍

作者宵闇時雨

私は籠の鳥。


決して出ることは出来ない紅い籠。


闇夜を照らし出す提灯と共に現れる貴方を………



好きになんか、なってやらない。



『私は籠の鳥………。』

吉原一の花魁・桜月



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『俺がお前を買ってやる。』

遊び人の侍・龍翔



今宵も紅き籠が鳥を阻む………。