- 最終更新日
- 2011/01/25
- 作品公開日
- 2011/01/24
- ページ数
- 完結 13ページ
- 文字数
- 2,851文字
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作品コメント
4件
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- まさーき
恋人達の一時 綴られる物語は、同棲する二人の夏のある日の様子。 とくに大きな山場があるわけでもなく、平凡な出来事を淡々と綴るだけの話なのですが…………なぜだかやたらと引きこまれました。 会話、描写、雰囲気。すべてが整っていて、部屋の空気さえも感じとれるクオリティ。上手いです。 こういう、静かな雰囲気を醸し出す作品は好きです。 オススメの短編です。
- 秋穂めぐみ
ある夏の一瞬 『働ク女神!』の番外編 トーコさんと武藤陸の物語 本編より時間軸は何年も前 ある夏の 平凡だけどそれでいて幸せな 日常の一時を まるで写真のように 切り取った一作。 本編を読んでいなくても 短い一時のストーリーを 素敵に楽しめます。 本編を読んでいたら この後の二人を知っているから 微笑ましいけど 少し切なくもなります。 この一瞬が 永遠に続けばいいのに、 短い中でそう思わせてくれました。
- NAO
色褪せないものは、確かにある どこかで風鈴が鳴っている 幸せなカップルの些細な日常を描いた作品なのに、どこか叙情的で泣きたくなるような気持ちになるのは、この一文が影響している。 絵を描く男とそれを見つめる女。 儚い鈴の音に切り取られた時は、永遠のようで実はとても一瞬のこと。 それをトーコがよく理解しているからこそ、ずっと続くようにと祈るような想いを抱かせられる。 永遠なんてない。 だけど色褪せないものはある。 そんな存在を信じたい。 素敵な作品です。