鳥獣保護法改悪への抗議がテーマ。仲間をハンターに全員駆除されてしまったエゾシカのリーダーが、仲間達の魂の宿る拾った風船の束を自慢の立派な角に付け疾走していく。
仲間を全員駆除された一頭の雄エゾシカ。
この世で一番立派な角を持っていたということの誇りを失い、自己嫌悪に駆られて嘆き悲しむこの雄エゾシカは、木の枝に引っ掛かった風船の束に、亡き仲間の面影を見る。
風船を通して語る、人間の都合で消されて行く動物達へのレクイエム。
そして、鳥獣保護法改悪による狩猟自由時代への警鐘。