追い求めるままに

作者しろ



いつも皆より一歩引いた所にいた



いつも何かを譲ることが私の使命のように感じていた



いつも笑顔でいる私はなんて偉いんだろうって思ってた



気を遣って大人でいる自分を誇ってた



弱音や文句は子供の特権だからと自ら捨てた



そんな私のちっぽけなプライドは



貪欲なまでの欲望に埋められ



大切な物の前に崩れさった



それをただ



追い求めるままに