太陽が届かない部屋の中で、あたしは毎晩そっと息をする。そうしてあなたが来るのを、ひとり待つ。カーテンを閉めて。今日も世界を遮断しよう。
宵闇に咲く その実を食べた
「なんかいーな」
「何が」
「制服姿。このリボンとか、奪ってやりたくなる」
「……!!」
太陽よ、深く沈め
そこに隠れて甘美な口づけを
「いなくなんないで、絶対」