見えない約束 消えない絆

作者藍 菫

ある病気にかかり、入院することになった心音。
ふらりと訪れた病院の中庭には、
驚くほど綺麗な眼をした少女がいた。
少女は、小さな体に大きな疾患を抱えていた。

「ずうっとずっといっしょにいようね」



「うん」



まだ幼かった私達が



あの日交わした約束は




夕焼け色に染まった空へと






淡く、溶けていった







このお話は、私の経験を元にして書いています。