累以

携帯小説の中で見つけた小説

お兄ちゃんは、いつだってボクのヒーローだった。

強くて、何でも出来て、優しくて。

だけど、そんな兄が、ある日を境に変わってしまった。

ボクは、どうしていいか判らず避けるようになった。

何故、あんな風になってしまったのだろう。

いや違う。違うんだ。

変わったのは……


何気ない日常に、降って涌いたような恐怖! になるはずが……
不思議な体験を切っ掛けに、
1人の少年が紆余曲折しながらも、
1歩1歩大人へと近付く様を描いた作品です。

ラストに少年が見たものは……
きっと誰しも、思い当たるふしがあるはず。

第2回血のプリン杯参加作品。
全49ページの短編。
寒い冬の夜に、心あたたまる感動の物語を是非どうぞ。