みづき海斗

切ない
江戸の宵町を舞台にした作品は大切ですね。
本当の宵町の姿が桜木や花扇を通じて、判りました。丁寧な、注釈まで付けてあり、誰でも知っている遊郭の本当の姿が見えてきます。ぽん様の「語り口調」もこの小説の面白さの一つです。本当に長次郎はどうなったのでしょう?前の話の「遊郭に通うには3年分の給料がいる」(あの「葬式があるのですか?の話です)という事で3年間働き続けた久平とは対照的な長次郎でした。色々な角度から宵町を描いている 貴作品はある意味貴重な物語だと思います。