斉上(さいしょう)興信所の斉上哲也は、古美術商殺しの現場で女を見た。
ところがその女は、大塚北署の課長、二ノ宮漱子(そうこ)だった。
動機も何もないのに、斉上は勘だけで、漱子が犯人だと言い切る。
呆れながらも、付き纏う斉上と行動を共にするようになる漱子だったが、そこに別の殺人事件が。
被害者は死ぬ前、アブラハムの唄を歌っていたという―
※此処に出てくる唄は、古い唄なので、この唄自体に著作権は存在しませんが、訳詩の方にあるかもしれないので載せませんでした。
(いろいろ問い合わせてみましたが、何処もはっきりしたことは言えないらしくて)
みなさんたぶん、ご存知の唄だとは思いますが……。