戦国の世、ある国に戦好きな姫がいた。父から敵国への輿入れを言い渡され、幼少からの世話係であり家来の者と手を取り敵国を探っていくが、輿入れした若君は...。
時は戦国。
世は群雄割拠、それぞれ我が国の為に戦っていた。
それはある国の話し。
強い父と優しい母の間に生まれたその娘は、
その時代のおなごとして強く逞しくそして美しく育った。
領地を侵す者あらば、その手でその弓で民を守ってみせた。
人呼んで「いくさ姫」
娘はある日、敵の若殿に輿入れする事になる。
それが父から言い渡された娘にとっての「いくさ」であった。