つよしん

お金を払って読むレベル
取っ掛かりの1ページ目から、この作品のレベルの高さを思い知らされる。

「特殊部隊員」が登場する作品はともすれば、SFチックな超人的能力を持つ主人公の、余りにも無理のある活躍ぶりばかりが強調されがちであるが、この作品にそれは当てはまらない。

緻密に展開されるストーリー、よく調べ上げた専門知識等、正統派の作品である。

ただ、元本職としては、自衛隊に関する些細な部分の誤りがどうしても目に付いてしまう。

中身がスカスカの、所謂「ケータイ小説」に飽き飽きした方、また文章を学びたい方に、是非お薦めしたい。