ある小さな町のお話。



その町の、ある家の庭に

一人の少女が立っていた。



その少女の服からは、

ほんのり線香の香りがする。



その少女は

ゆっくり空に手を伸ばすと、



何かを呟いた。






空は文句無しの青空だった。






※この話はフィクションです。

また出てくる団体名や学校名などは実在されるものと全く関係ありません。