「ツラそうですね。今、楽にして差し上げます」貪るように噛みついて、「ぶっ壊れるなよ」不適に微笑む執事に、悪寒が――窒息寸前の溺愛に、蹴散らされる 罪、続

 


 優雅に踊る その四肢も


 翻す 漆黒の燕尾服も


 張り付いた その笑みも


 総て 壊してしまいたい


 …なのに


 いつも その手で

 

 壊されてしまう



葵執事  





※此ノ作品ハ

"蜜執事"続編デス。


蜜、裏、灰、朱、罪

ノ順デ読了後、

オ読ミクダサイマスヨウ…