三穂 由貴子(みほ ゆきこ)
高校2年生。山あいの小さな町・結田生まれの結田育ち。
地元が嫌いで、大学に進学してこの町を出る日を待ち望んでいる。
古くさくてダサい名前も、気に入ってない。
古萩 未玲(ふるはぎ みれい)
高校2年生。由貴子の幼なじみ。
性格はマジメで内向的。勉強は出来るので、クラスではテスト前だけ便利屋的に頼りにされてる。
普通の家庭で、普通に幸せな生活を送っているのに
心はいつも、どこかささくれ立ってる――
自分の手で人生を切り開きたくてもがく由貴子と
由貴子を慕い、見守る未玲
そんな二人のお話。連作短編の5話目で、取りあえずの最終話になります。