月夜の光は儚くて【後編】-〔完〕-

作者月夜魅

苦痛しかない世界、全てを投げ出さずにいられたのは守るべきものがあったから。それさえも無くした俺の胸に残っていたモノは―――。




どこまでも続く空

キミのことを想う



現実はいつも

苦痛しかない



希望を持つただけ

絶望した



救いなんて

どこにも無いと思っていた





瞼を閉じて浮かぶのは

キミの笑顔





純粋に

ただ、綺麗すぎて



荒んだ心には

眩しすぎた



優しい瞳が

何より愛おしく




どうしようもないほど

キミに惹かれていた





◇2016/2/28 執筆開始◇

◇2016/7/29 完結◇