流星

もしも1億当たったら・・・
一気に読ませていただきました。
 気がついたら話にすっかり引き込まれていました。

 何気なく購入した1枚のくじが、1億に化けたら・・・。
 私だったらどうしただろう・・・?

 大悟の立場になって色々考えさせられました。

 つい頭によぎる、独り占めしたい気持ち。
 隠していたことがバレた際に起こりうる、修羅場。
 当選金のことが周囲に広まった際に生じるであろう、数々のトラブル・・・。

 もしかして行村さんの実体験か!?と勘ぐってしまうほどに、リアルに描かれていました。

 ラストは思いがけない展開でした。
 まさか二人が離れることになるとは。
 ですが二人があぶく銭・1億円に翻弄されて不幸な結末になることなく、それぞれが自分の夢を実現できる結果に至ることができたので、よかったなと思いました。