桜舞い散る―『天使異譚 零譚』【完】

作者夜杜

桜の樹の下で交わした【約束】は叶えられなかった。けれど、それはまた新しい【約束】の始まりでもあった。

これは夢だ。



夢だとわかっていても募るあなたへの想いは消せない。



「お前が裏切るのではない。わたしが奪うんだ」



結ばれる2人。



「必ず会いに行く。『約束』だ」



本当に2人は会えるのか?




『天使異譚』零譚。