――捨て猫になってしまった。
大切に大切に愛されていたのに
ある日
他の猫がやってきて
まるでゴミのように
簡単に捨てられた。
エサは要らない。
愛も要らない。
だけど温もりがほしい。
愛は要らないから、傍にいて。
誰でもいい。
拠り所がなければ
今にも凍えて死んでしまいそうで
とても怖い。
独りは怖いんだよ……。
2009.10.12~ 執筆開始、同日に一章完結
~2010.03.01 三章完結
~2010.03.01 四章更新中
*偶然出会った男女がすごした、たった十時間から物語は始まる。
Thanksレビュー
もえこ様
麻井深雪様
引っ繰り返りそうになったほどうれしかったです。本当にありがとうございました。