時は平安時代右大臣の一人娘、百合と帝の血族である夕凪が出会う。想いが交錯する中運命は悪戯で、時には2人を試す。絢爛豪華な物語の始まり_
優雅で華やかで優美で…
貴族が人生を、謳歌した平安時代
運命に奔放される〈百合(ゆり)〉と
帝の血縁である《夕凪(ゆうなぎ)》
『桜美宮(さくらびのみや)…花から生まれた女神かと思った』
「結婚するなんていくら御門の縁者でも嫌よ!」
「…好き、なの」
『色っぽい香でも焚き染めてくれよな オ、ヒ、メ、サ、マ?』