橘 志緒
「ダーリン、ハニー、パンプキン」
エリさんの新作ということで、久しぶりに携帯小説というものを読みたかったのと、ポップなタイトルに惹かれて読み始めたのですが、ある意味すぐに期待を裏切られました。読み始めて数ページでもう心臓がぎゅうぎゅう痛くなりました。「ダーリン、ハニー、パンプキン」一見、ただ甘い響きの言葉の羅列なのに、読み始めるとだんだんそれがすごく儚く、切なく思えてきて。だけど読み終わった後、また同じタイトルを見ると、色が付いたように温かく感じて、たくさんの愛を感じました。途中何故だか、「No you 〜」を思い出して、そちらもまた読み返したくなってしまいました。素敵なお話をありがとうございました。