歩き続けるのか立ち止まるのか
あなたが、選べられたら良いな
隣にいる葉が素直な緑のまんま
知りつつ、そよぐのなら良いな
まむ様、童夢様、くまこ様
宇佐世白様、NAO様、@でんすけ@様
霧町真音様、夢咲りおな様
とっても素敵なレビューを
本当に有り難うございます。
- 最終更新日
- 2010/03/18
- 作品公開日
- 2009/06/22
- ページ数
- 完結 29ページ
- 文字数
- 19,237文字
シェア
作品スタンプ・シーン
まだ作品スタンプ・シーンがありません
作品コメント
ログインすると作品コメントが投稿できます
- 夢咲りおな
とっても技術のある物書きさん。 言葉選び、表現力、人物設定、背景、テンポ。 様々なものを兼ね備えた作家さんですね。 話の流れは日常にありそうな強弱のない出来事ですが、登場人物、表現力が退屈さを感じさせません。さすがです。 (レビューは辛口希望ということですので、此処からは指摘。) 少し無駄な描写が多いように感じます。 無駄な描写が多くなると、作者の自己満になり読者が飽きてしまいます。 もう少し、あっさりコンパクトにまとめると、更にたくさんの方が楽しめるお話になるはずです!
- NAO
ほんわかとあたたまる 冷えきった寒い午後に暖炉の近くでミルクティーをご馳走になってしまったような、甘くて少し苦くて、けれど心からポカポカと暖まるような、そんな読後感でした。 ごみだらけの真っ白な無機質な空と真っ直ぐな電線。そんな白紙だった楽譜の中に、少女の訪れによって、音符が加えられます。 ずっと頭の中で一人で会話をしていた主人公の世界に飛び込んできた少女と、何気無い会話を始めますが、実は、この少女こそ、主人公を現実に引っ張り出す天使だったのかもしれません。 少女と出会い、パパと去っていく姿を見送った主人公に沸き上がったのは、遠く離れた恋人への深い慕情。どこか淡々としていた主人公の感情が、少女の出現によって、引き出されてしまったのだと感じました。 そして想いが募り募った時に突如鳴った携帯電話。 愛しい人の声は、灰色のごみだった世界を美しい雪景色に変える力を、きっと持つ。 そんな優しいメッセージをいただける、素敵な作品でした。
- 久万くまこ
瑞瑞しい 丁寧な文章で紡がれる一つのバレンタインの物語。 前半で主人公の寂しさや切なさが間接的に描かれていますが、その表現の仕方が美しいと思いました。言葉の並びや登場するキャラクターの台詞、最中さんだからこそ描ける世界がそこにありました。(私にはとてもあのような透明感のある文章は頭に浮かばない) 周りの人たちが温かだからこそ生まれる苦しみや切なさは、人なら誰しも感じる事だと思います。 それをしっかりと表現して、最後に素敵な婚約者さんとのやりとり。強がりな主人公の台詞に、本当に我慢していたんだなというのが伝わって、同時にとてもホッとして嬉しくなりました。そして主人公の選んだ婚約者さんが優しい人だというのが、あの会話の中で垣間見えました。 心が晴れやかになって、ちゃんと雪だと思えるようになったところも好きです。 会えない恋人達のバレンタインを描いた、瑞瑞しく透明感のある素敵なお話です。お勧めします。