空気をぎゅうと抱く俺は
はたから見たら不審者で
慰めること
触れること
愛でること
傷つけること
何一つだって出来ねんだ
これから全部忘れるんだよ
この絶望は
その準備だ
恋なんざ酷い面倒だから
死なんざ酷い野暮だから
この絶望は
その準備だ
無駄を承知で足掻くんだよ
傷つけてもやれない俺は
傷つくことでキスをした
これから全部忘れる前に
「カイロ」
珍しく彼女の微笑に許しを貰えた
レビューを下さった読者様。
とっても素敵なレビューを
本当に有り難うございます。
文字制限のため、御名前を
御紹介できなくて残念です。
申し訳ございません。