涼音
切ない
突然現れた、死んだはずの彼女。
なのに特別大きなアクションがあるわけでもなく、淡々とした主人公・カイロと彼女の会話におもわずくすりとしてしまいました。
彼女が帰るまでのタイムリミットがある中で、何気ない会話をしながら過去を思い出していくカイロ。
時間が刻々と迫るほど、カイロの想いがあまりにも苦しくて、胸が痛くなりました。
結末は予想していました。きっと彼女は消えてしまう、と。
それでも、やっぱり悲しくて切なくて、涙を止めることができませんでした。
2度目の別れ。
それは彼らにとって、幸せなものであったのだと思いたいです。