花村うる子

詩的
肝心なところに手がとどくまでに
キラキラとした乳白色の
穴の開いた硝子玉を集めながら
長くて華奢な糸に遠し
ワクワクしてわざと遠回りをしたような
そんな気分になりました

行く宛のない散歩を楽しむような
そんな物語でした

喩えや言葉の表現が美しくて
その裏側にもきちんと色があり
薄っぺらくなくて
やるなあと思いました

綺麗でした
素敵な作品をありがとうございました