引き込まれます
淡々としたリズムで書かれる文章に、いつの間にか引き込まれていました。淡々としているようで、実はすべてに意味があるのではないかと。
詩的な表現にも、さらに引き込まれました。

嘘と言いつつそれこそが嘘なのか、それとも本当に嘘なのか…そんな二人のやり取りも素敵でした。読んでいるこちらまで振り回されてしまいました。
しかし大事なのはそれが嘘か否かではないのだなと。最後の「迷ったときはどちらでも良かったりするのだ」が素敵だなと思い、とても惹かれました。

嘘を禁止されたら私達は少しつまらなくなる、この作品を読むとこの言葉が心に染みますね。