最中

狂おしいけど優しい好き
もう本当に好きが溢れています。好きって、あたたかいけど、どうしようもなくせつないんだな、手放しの幸福はなくってもう、どうしようもなくせつないんだなって、胸の奥でぽっそり分かったような、そんなお話です。

とても平凡な青春。だけどしつこくなくゆっくりの電車のように心地好く流れてゆく文章は、小説というより、映画というより、音楽のように感じました。最低限でシンプルできらきらした言葉達。響きます。

初めてのキス!初めてのぎゅ!初めての電話!初めての遠出!初めてのやきもち!初めての初めての初めての!

私は特に初めての電話越しの声と、照れながら名前で呼んでくれたところ、自分で自分の情熱に戸惑いながらも、どこか優しい目で全体を見ていて…はい…私はヒロトが大好きです。

私はヒロトが大好きです!

格好可愛いんだよてめー!