今まで頑張ることを避けて生きてきた故に頑張り方がわからず、特に目標もなく、のうのうと生きていた一人の女の子の話。



いつも満たされなかった。



どんなに足掻いても



どんなに求めても



常に空っぽで



まるで底に穴があいたバケツのようにどんどん流れていってしまう。



それに気づいた時



私には






何も残っていなかった。




これはどこにでもいる普通の女子高校生がお送りする"バケツ"を修理するお話。