仮面姫Ⅱ

作者来栖芹

仮面姫Ⅰの続き(未完結)。不良に囲まれ蹴り飛ばしたり、監禁されたり、求愛されたりする…予定。演技の天才少女と馬鹿な奴等の恋されたり、したりするお話。








少女は嘆き、叫び、苦しんだ。





寝ても醒めても血の海で、その闇に光なんて射しはしない。







誰も助けてくれはしない。




誰も、アイツを助けてはくれない。




誰も、私を見やしない。


私のことなんて、見やしない。



私の声は届かない。





だから私は仮面を被る。


自分じゃない、私になって。




自分じゃない私が、アイツを救う為に。


自分じゃない私の助けを、誰かが聞いてくれるために。






こうして少女は仮面を被った。


唯一、少女に手を差し伸べたかつての少年を救う為に。