人気者の彼は、ドSで独占欲が強くやきもちやきでした。

男の子は昔からずっと苦手。



「じゃぁ、俺がその体質治してあげるよ。」



突然こう言い始めたのは人気者で隣の席の播磨君。



「もちろん、いいよね?」



いつものキラキラ爽やかスマイルで聞いてくる。



「は・・・い。」



としか言いようがないじゃないか。



その時は、これからのこととかで頭がいっぱいいっぱいだった。



だから見てなかったんだ。



その時、髪の毛の奥で笑ってたこと。



偽物の君を。






2013 4.18~