*
淡雪降りしきる地の
仄かなる月影に立ち舞う華奢なる姿は
儚びたる紅雪
をとめに触るる雨は契りの猩々緋
をとめを振るる憶いは雪月花
飽くなき願いは
いつしか
消え侘ぶ思いと知るものぞ
いつか、この命枯れるとき
あなたの側で眠りたい