みふう

短編映画のように。
短編ですが深みがあり、
読後に余韻の残る素敵な内容だと思いました。

私も田舎町で生まれ育った為、
主人公に共感する部分も多く。

思春期特有のはるに対する接し方も、
淡く懐かしい記憶が蘇りました。

長い人生を考えれば、
ほんの小さな出来事。

いつか忘れてしまうかもしれない別れ。

いや、それでも、
きっと彼は忘れないのだろう。

初めて恋した相手を見送るという胸の痛みを。

切ないけどラストは、
爽やかで優しい気持ちになりました。