作品コメント
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- まさーき
初恋の終わるとき
田舎町の駅で、クラスメートの女子に別れを告げる不器用な男子生徒の姿。
そんなワンシーンだけの短い話ですが。
これがなかなかどうして、ショートムービーのように奥行きのある良作になっています。
というのも、思春期の男子の気持ちがとても丁寧に描かれていて。
まるで昔の自分を見ているようで、懐かしいような、切ないような、甘いんだか酸っぱいんだかわからないけど夢中で人を好きになった初恋のときの気持ちを思い出すのです。
とても素敵な短編です。
自信をもってオススメします。 - まぐろ
男の不器用さ
こういう主人公の気持ち、同じ男として凄い分かります。特に春思期の時期。好きなのに、逆にそっけない態度をとってしまう。ラストの頑張れよもよかった。シンプルですが、共感できる作品でした。 - ミヒロ
(T-T)
さよならでいーのかよ?いっちー!
もどかしい~だけど、美しい~
とてもシンプルで綺麗な文章。そして、若さゆえのもどかしさと、切なさが、組み込まれた短編です。
テーマの『別れ』それが永遠なのか一時的なものなのか?
曖昧に書かれてラストシーンの "未来"を好きなように妄想できる。作者様の技でしょうか?
とても素敵な作品でした! - 花道はなこ
ピュアなサヨナラ
「頑張れよ」
たった一言、やっと告げることができた素直な気持ち。純粋で不器用で、もどかしい。
そんな別れのヒトコマから、これから先の物語に想いを馳せたくなる、情緒豊かな作品です。
ちょっぴり苦い初恋の味がしました。 - みふう
短編映画のように。
短編ですが深みがあり、
読後に余韻の残る素敵な内容だと思いました。
私も田舎町で生まれ育った為、
主人公に共感する部分も多く。
思春期特有のはるに対する接し方も、
淡く懐かしい記憶が蘇りました。
長い人生を考えれば、
ほんの小さな出来事。
いつか忘れてしまうかもしれない別れ。
いや、それでも、
きっと彼は忘れないのだろう。
初めて恋した相手を見送るという胸の痛みを。
切ないけどラストは、
爽やかで優しい気持ちになりました。