私は有名女優。
キャリアは15年。
どんな役にもなりきれる。
笑顔を見せるのも、泣くのも簡単で、演技をする度みんなが褒めてくれた。
私はあの日、衝撃的な出会いをした。
演技が完璧で、笑顔が凄く自然で、涙も、心から悲しくて流しているように見える、そんな少年に出会った。
私は18歳で、初めて他人に負けたと思った。
私はそんな彼の恋人役を演じることになった。
演技だと、分かっているはずなのに。
私は彼に本気で恋をした---。
これが、初めての恋。
年下の彼に私は、心を惹かれていく---。
※この物語はフィクションです。登場する人名・団体名・地名は事実とは一切関係ありません。