西暦2984年・・・
日本は、人口が激減し、国家を存続することが不可能となった。
そこで、日本はアメリカに助けを求めた。
アメリカは快く応じた。
そしてアメリカはある計画を提示した---。
その計画こそ、
後に言う、『A・TO・Z計画』である。
この計画は、日本の都道府県制度を廃止し、AからZの26の地区に分ける、というものである。
そして、これらの地区は、アルファベット順に価値が高い、とされた。
その地区に住む者もまた、価値の高い順にA地区から順番に住まわされた。
それから時間は流れ、
この物語の舞台である、
西暦3000年・・・
最も価値が無いとされた地域、Z地区。
そこに、ある少年が住んでいた。
今から始まるのは、そんな彼の物語である---。
※この物語はフィクションです。実在の人物・団体・建物・地名などとは一切関係がありません。