3年振りに聞いた彼女の声。
3年振りに聞いた彼の声。
自分の気持ちが解らない2人。
僕は、私は、
今、何をしなければならないのか……
- 最終更新日
- 2010/12/03
- 作品公開日
- 2010/11/03
- ページ数
- 完結 166ページ
- 文字数
- 102,455文字
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作品コメント
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- Lio
2回読み返したくなる! はじめ、皆さんの書かれているレビュー を拝見し興味を惹かれて読み始めまし た。 皆さんの「え?え?えー?」という数々 の反応に最初は「?」と思っていました が…。読み終えて納得。 確かに読み進めながらどこか辻褄が合わ ないなという違和感はあったのですが、 まさか最後でそうくるとは! 予想できない展開で、いい意味で期待を 裏切られました。 最後、健太が空港に行くか行かないかを またいつものようにサイコロを振って決 めようとするシーン。 今までは自分で物事を決めれなかった彼 が、サイコロの目に捉われず走り出した ところが好きです。 思わず頑張れ!って応援したくなりまし た。 最後の最後、空港で叫ぶシーンも今まで の布石があったからこそ意味を成すシー ンでしたよね。 多分皆さん、あの場面でようやく「あれ れ!?」って決定的な違和感を感じただ ろうし、だからこそあの「○○ちゃ ん!」が引き立った気がします。 今まで読んだことのない素敵な恋愛小説 でした! この作品に出会えたことに感謝します。
- あんず
あれ?え?ええ! 高校を卒業した中学の仲間たちが久しぶりに再会し、そこから新たな仲間も加わり時間を取り戻していく。 彼らの会話はテンポよく魅力的。 時折挟まれる友情のエピソードに心動かされました。 絡み合った恋愛事情はいじらしくて、もどかしくて。 本格的な文章から繰り出されるこれらはとてもリアルでどこか爽やかで、気が付けばすっかり感情移入しながらのめり込んでしまいました。 そしてすっかり騙されました。 読みながらあれ?と違和感はあったのに、最後には完全にえ?え?と騙され、読み終えて二度目で納得。 ラストの衝撃の真実と彼らの複雑かつ純粋な淡い青春、どちらも味わってほしい。
- mimiko
お好みですが……、私はストレートに読みたかった←殴 筆者さまが推理小説の名手だということを忘れていました(T_T) 最後のネタばらしで、もう一度最初のページに戻るはめになりました もう切ないのは自分のバカさ加減です(T_T) 冗談はさておき、この作品が切ない恋にエントリー中だということを意識しすぎました 健太くんが恋に落ちた瞬間、いえ恋心を自覚した瞬間は 本当にこちらまでドキリとしたのです 『落ちる』という意味が初めてわかった気がしました でもこの恋は肉体的な別れが見えています 4年もの遠距離は厳しいです そんな現実に、優柔不断な彼がどんな選択をするのか…… 最後、サイコロの答え(サイコロではないですが)を見ずに駆けだした健太くんにわくわくしました 本当にこのまま、綺麗なエンディングに向かうと信じたのです それが…… 騙されました、という表現で本当に正しいのでしょうか? え?え?え? ってみんななると思いますよ(T_T) あとがきを読むと筆者さまの狙いは最初からここにあったことがわかりますけれどね…… なんか爽快感より、混乱と悔しさの方が先に立つのです、今は……