作品コメント

オチは……
暗殺者Xの正体ってとこでしょうか。

ちょっと消化不良ながらも、一応の完結をみている本作。
ゲームブックのテイストをかもしつつ、しっかり読ませる文章はさすがZAKさんです。

そう、中途半端なのはキアラとソフィーのその後。
彼女たちが浮いたままなので、終わった感がしないのですね。
別作で読めるのかな？

キャラ選択しなくて良いと思います。
謎めいた登場人物に想像力をふくらませながら、順番に読んでいった方がおもしろい。

小説というより、RPGゲームの書き起こしとして読むと楽しいです。

キャラクターはみんなハードで、プレイヤーが成り代われる主人公がいないのがウケますが、
リアルを追求したキャラたちだと……

う～ん、すごい！
ゲーム風という斬新なスタイル、それゆえ練りに練られたストーリー、秘宝や暗殺者Ｘの正体など、すべてが秀逸で唸ってしまいす。
洗練された文章は冷静な印象をあたえ、余計な描写がなく物語の世界がしっかりと伝わってきます。

その反面、構成が綿密すぎて、キャラクターが自発的に動いていないようにも感じました。
“その場で物語が繰り広げられている”というよりは“構築された物語のルート通りに動いている”という雰囲気が強く出ているというか。
ゲームのようなスタンスであるため仕方のないことかも知れませんが…

また時々ページ下に現れる『○○(キャラ名)→ページ△へ』という指示の意図に戸惑ってしまい、結局最初から通して読みました。
面白い構造ですが、ゲーム慣れしていない＆カタブツの私には少々ややこしかったというのが正直な感想です。


偉そうに申しましたが、読んでいて飽きるようなことはく、本当に脱帽の一言です。
素晴らしい作品をありがとうございました。

日下奈緒

2012年8月21日

新たな面白さ
読みたい主人公が選べる…

最初「は？」と思いましたが、読んでいくうちに、ゲームみたいに楽しくなってきました

途中からでも、別なキャラのお話にもいけて、何度読んでも飽きないと思います

一番面白かったのは、キアラの部分ですかね

他のキャラとはまた違く、クールな感じがたまらなかったです

ファンタジー好きには、おすすめです

ヤバイ(￣◇￣;)これ面白すぎる
ファンタジー小説が苦手な私でしたが、この小説は冗談抜きで面白いです。

各キャラの個性に好きなキャラを選んで頁を選択しながら、物語を進めていく携帯小説ではあまり見られない新しい発想。

でも、最初からすべて読み進めた方がその場面でも各キャラの心情も楽しめてより物語の世界観が楽しめます。

作者様は伏線の使い方が上手く暗殺者Ｘの正体には思わず声を上げて「え?」と驚かされるでしょう。

テンポも良く読みやすくファンタジー苦手な方でも楽しめる内容になっています。

ぜひ、多くの方に読んで頂きたい面白いファンタジー小説だと思います。

オススメです。