DAI
臆病だからこそ
―震災により、隔離病棟から解き放たれた感染病患者たち。彼らを待っていたのは救いの手ではなく、“迫害”だった……。
タイムリーな題材で実感の湧く、リアルな恐怖が描かれています。
パニックに陥ったときの人間の心理。
人が人を殺し、恐怖を排除する。
臆病だからこそ排除する……。
短編で読み易いので、一気に読めました。でもむしろ僕は、もっと長くてもいいぐらいに感じました。
煽るトコは煽って、焦らすトコは焦らして、長ったらしく描写していただいてもこの作品になら読者はついて行けます!
最後の捻りは特にナイスです!