高校一年の初夏、学校の図書室で知り合った二つ歳上の先輩は、バイクで通学しているくせに優等生、左ききなのに字がきれい。そんなちょっぴりミステリアスな「あの人」に、あたしは文通を申し込みました。やがて「あの人」を追いかけて、上京、就職。まさか「あの人」にフィアンセがいたとも知らずに・・・。少女から大人…