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恋愛に不条理理不尽って許されるんだろうか奇妙なタイトルです『不条理な恋 理不尽な愛』乙女が夢見る恋愛物語ですそれにこんなタイトルがつくのだから、さて、どんな極悪非道な男が出てくるのかと読み進めていけば……そこにいたのは、ただ落ちてはいけない愛に落ちた人ならぬ者と、彼に振り回される恋をした女そして、誠実なのに見ているとただ哀れな、ひとりの男大希さんがもっとエゴイストであれば、三人のバランスはとれていたと思います本作風に言えば、利己的と書いた方が良いでしょうか数奇な運命と、眞人に一生振り回されるのであろう、大希さんとほのか彼らの生涯は、別作『恋の賞味期限 愛の消費期限』に繋がっていくのですが、その前に本作への感想を述べるとすれば誰も幸せにしない『恋』があるということまた不幸を噛み締めつつ、それでも越えていくのが『愛』があるということこの先も一生続くであろう葛藤や、このふたりには、その生涯を終えても安寧が訪れないことを思うと眞人さんより上位の存在が、彼らの繋がりを断ち切ってくれることを祈るばかりです