mimiko
躰と体の表現の違い、それは心のありようなのかもね
エピローグから始まる意外さに、筆者さまの遊び心を感じます。終わりから始まる再出発を感じさせる、そんな書き出し。
別れのシーンだけどサラッとしているのがいいですね。
そう、終わったから、今度は新しい恋。
年下の魅力的な男性からの『?』マークがつくようなアプローチに、女の体を張った突撃で向かっていく姿は、妙齢な私としては理解できるシーンでもありました。
でも消極的な理由が『それ』!
びっくりです。
それからの彼の一生懸命ぶりは微笑ましくて、戸惑いながらも幸せオーラ満開なひなさんは、読んでて気分がいいです。
これを愚直に信じられないのが、妙齢なんだよねー。
ひとクセふたクセある自分を自覚している、大人な女性にお勧めな本作です。
不倫相手の車には後部座席だけど、本命の相手の車には助手席に乗るシーンが生生しくて、リアリティたっぷり。
贅沢な望みをいうなら、不倫相手の名前を隠しておく意味、あったかなと思ったこと。
激情した相手から襲われるシーンと、普段のギャップをもっと楽しみたかったなと思いました。