救世主-メサイアー

作者king♚

神なんてこの世に存在しないだ。この世にあるのは、嘘と欲におぼれた汚い大人だけだ。

それでも俺は、今日も祈り続ける。存在しない神へ...救いの手を差し伸べて祈りを捧げる。

四条冬生(しじょうふゆき)15歳。実の母に捨てられたあの日から、全てがおかしくなった。"この教会"で俺は全てを失ったんだ。















未だに解明されていない。

‘’アルビノの白い肌‘’を持つ俺...まだ見ぬ神へ今日も祈る。



ある者はこの白い肌を毛嫌い、化け物でも見るように避ける。


ある国ではこの白い肌を万病の薬と信じ、食べ物のように口にしようと切り刻み、奪おうとするらしい。



そんな俺のこの白い肌に見よ寄せられ、彼等は今日も彼の元へ訪れる。




‘’神からの贈り物‘’として信じ俺を抱くために...


神を崇め、神へ祈りを捧げる神聖であるはずのこの場所で...



‘’救世主‘’と崇められ俺は抱れる...


なぁ...俺は一体、誰なんだ?









前々から、書きたいと思い決めていた‘’アルビノの肌の少年‘’のストーリー。

少々、性的な言葉を抑えて書き出すつもりだ。

でも少年の立場と大人目線で人の中にある性に対する、欲望の独占力や暴力的(強姦的)に近い話に書き上げると思う。それが嫌な人は読まずにお帰り下さい。